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【東京】

鉄道「視点」で見る東京今昔 江戸川区の地下鉄博物館で8月4日まで

錦絵と古地図、現在の風景写真、路線図を並べて東京の変遷を紹介する特別展=いずれも江戸川区で

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 錦絵と古地図、現在の風景写真、路線図を一緒に紹介する特別展「錦絵などでみる江戸東京の今昔展」が、江戸川区の地下鉄博物館(同区東葛西)で開催されている。鉄道の「視点」で過去と今を見比べられる。 (宮崎美紀子)

 展示室入り口にあるのは古地図と路線図を重ね合わせた大きなパネル。まずは地下鉄が走っている場所に、昔は何があったのか知ってもらう演出だ。有楽町線は、ほとんど海。一番古い銀座線は江戸時代も目抜き通りだったことが分かる。

 展示室には、江戸時代から昭和初期の隅田川、両国花火、銀座、日本橋などを描いた錦絵、びょうぶ絵三十五点が、古地図、現代の風景の写真、路線図とワンセットで並んでいる。

 錦絵(復刻版)は、博物館を運営するメトロ文化財団が二〇〇八年から池袋駅構内のギャラリーに飾るために収集してきたもので、今回展示されているのは、その一部。展示するだけだと歴史博物館と違いがないことから、路線図との関連付けなど鉄道会社らしい見せ方を工夫した。写真も博物館が半年かけて撮影した撮り下ろし。カメラを向けた方向も路線図に書き込まれている。

 予想以上の反響を呼んでいるのは、二十五年ほど前に発売した歌川広重「名所江戸百景」のメトロカード全六十枚の展示。今は入手困難で、見学者から「売ってほしい」と言われることもあるという。

 普段は親子連れが多いが、特別展はじっくりと時間をかけて鑑賞する大人の男性客が目立つそうだ。玉川信子学芸課長は「錦絵を見て実際に東京のいろんな場所を散策してほしい。最近は外国のお客さまも増えているので興味を持ってもらえるのでは」と話している。

 八月四日まで。午前十時〜午後五時。月曜休館(祝日、振り替え休日の場合は翌日)。大人二百十円、子ども百円。

特別展で反響が大きい錦絵メトロカード

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