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【東京】

古民家カフェ、地域の憩いに オープンから1年 葛飾

古民家カフェを切り盛りする大西恭代さん=いずれも葛飾区で

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 古民家を改装した葛飾区奥戸8のカフェが人気を呼んでいる。地元の野菜を多く使ったランチを求めて行列ができている。この家で育った女性が「地域の憩いの場に」と願いを込めた店は、まもなくオープンから1年を迎える。 (加藤健太)

 気持ちの良い青空が広がった十三日、古民家カフェ「庄右ェ門」は、この日もお昼時に満席が続いた。女性グループらが窓の外に広がる日本庭園を眺めながら、午後のひとときを楽しんでいた。

 京成青砥駅から徒歩二十分ほどの立地ながら、ヘルシーなメニューや、ゆっくり過ごせる雰囲気が口コミで評判になった。友人の誘いで初めて訪れた近所の植竹愛子さん(81)は「少しずつ盛られていて食べやすい。店内は田舎にいるような素朴な感じで気持ちが和らぐ」とほほ笑んだ。

 開店したのはこの家で育った大西恭代さん(71)。母の遺言通りに老人ホームに建て替えることも考えたが、「地域の人たちが気軽にお茶を飲めるよう開放するのもいいかな」と、昨年七月四日にオープンした。

 築二百五十年と伝わるため、耐震補強を中心に一年半かけて改装した。畳が敷いてあった和室は、お年寄りの客を気遣って、椅子が置ける洋室に変えた。百平方メートルほどの広々としたフロアに二十五席を設けた。

 大西さんは二年前まで葛飾若草幼稚園の園長を務めていた。今は理事長としての仕事に追われながら、レシピを考えて調理をし、接客もこなす。目まぐるしい日々を「体力的にしんどい」と苦笑いするが、「お客さんがにこにこ顔で『また来るね』と言ってくれるのがうれしい」と目を細めた。

 「庄右ェ門」=電03(5654)7503=は区立奥戸小学校の隣にあり、水曜〜金曜の午前十一時〜午後三時に営業している。 

季節の野菜を多く使った人気の週替わり定食

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