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【東京】

冤罪 訴え続ける5人の日常 映画「獄友」杉並と中野で上映会

獄友の一場面。中央が桜井昌司さん(金聖雄さん提供)

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◆きょうから5回「布川事件」桜井さんの対談も

 殺人など凶悪事件の有罪判決が確定した後、釈放されて冤罪(えんざい)を訴え続ける五人の姿を追ったドキュメンタリー映画「獄友(ごくとも)」の上映会が十九日と七月三日、同十一日に計五回、杉並区と中野区で開かれる。いずれも上映後、五人のうちの一人で、布川事件で無期懲役となった後に再審無罪が確定した桜井昌司さんと金聖雄(キムソンウン)監督による対談がある。 

 獄友は二〇一八年の作品。五人は桜井さんのほか、同じ布川事件で無期懲役となった後に無罪が確定した故杉山卓男さん、袴田事件で死刑確定後、再審が決定して釈放され最高裁に特別抗告中の袴田巌さん、狭山事件で無期懲役となり、仮釈放後に再審請求を続ける石川一雄さん、足利事件で無期懲役とされた後、無罪が確定した菅家利和さん。十七年半〜四十八年の獄中生活を送った。

 上映会での桜井さんの対談企画は一回の予定だったが、東京地裁が国と茨城県に桜井さんへの損害賠償を命じた五月二十七日の判決を受け、五回すべての開催に変更。小金井市を拠点に活動し、過去にも袴田さんらのドキュメンタリー映画を製作するなど冤罪問題を発信し続ける金監督は「獄友は五人の日常の姿を記録することを重視した。冤罪被害者をつなぐ活動もしている桜井さんの話とともに、冤罪と司法のあり方、命の重みを考えるきっかけにしてほしい」と話す。

 前売り券は千三百円、当日券は千五百円。問い合わせはキムーンフィルム=電042(316)5567=へ。開演時間と会場は次の通り。

 ▽十九日午前十時半と午後二時、杉並公会堂(杉並区上荻)▽七月三日午前十時半と午後二時、なかの芸能(中野区中野)▽十一日午後七時、杉並公会堂。 (原田悟)

 

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