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【東京】

子ども見守り 歩み2000回 稲城の老人クラブ 防犯パトロール

ウオーキングしながら子どもの見守り活動をする部員たち=稲城市で

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 稲城市若葉台の老人クラブ「若葉台杜(もり)の会」の有志でつくる「五千歩の会」による地元小中学校周辺の防犯パトロールが17日、2000回に達した。2006年3月6日から始め、雨や猛暑の日は中止し、好きなときに参加できる「緩さ」が長続きの秘訣(ひけつ)。会の部員たちは「歩けなくなるまで、楽しく続けたい」と話す。 (松村裕子)

 部員は、八棟からなるマンション「若葉台ワルツの杜」に住む六十〜九十代の男女十八人。夏休みなどを除く平日下校時の午後三時から約三十分、ワルツの杜から近くの若葉台小、稲城第六中を一周する。会の名称は、一周約四キロで五千歩ほど歩くことに由来する。

 部員たちは「地域安全パトロール」と書かれた緑色のたすきをかけ、ウオーキングポールを使うなどして歩く。ペースはそれぞれで、出会った子どもたちと「こんにちは」とあいさつを交わした。

 民生委員をしていた関根忠雄部長(79)が小学校長から依頼されたのが始まり。あいさつ運動と健康づくりを兼ねた見守りボランティア活動をしようと、会をつくった。二千回までの参加者は延べ一万二千二百四十七人に上る。

 当初は慣れない様子を見せていた子どもたちも、たすきを着けた部員を見ると「ご苦労さま」と声をかけるように。付近で大きな事件は起きておらず、関根部長は「たすきを見せることが防犯につながっている」と話す。坂が多いことから適度な運動になり、定刻の活動で生活にメリハリがつき、おしゃべりは孤独感の解消にも役立っているという。

 当初は雨の日も歩いていたが、部員のけがをきっかけに天候のよい日に限った。雨や強風、気温二八度以上、八度以下など悪条件のほか、安全に配慮して一人だけのときも中止する。週一回や月一回だけ参加する部員もおり、一回の平均参加者は六人。コースの半分だけ参加してもいい。

 部員の藤井孝一さん(78)は「健康にいいし、出られるときにするので大変とは思わない」と言い、藤井マサエさん(80)は「ウオーキングしながら子どもの見守りもできる。川崎のような事件は怖いので、防犯に協力したい」と細く長く続ける意向だ。関根部長は「活動を続けるためにも部員を増やしたい」と話している。

 

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