東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

陸自立川駐屯地ヘリ着陸に失敗 住宅地隣接 市民に不安、怒り

着陸に失敗し、二つに折れた機体=立川駐屯地で(陸上自衛隊提供)

写真

 立川市の陸上自衛隊立川駐屯地内で二十一日、飛行訓練中の多用途ヘリコプターUH1Jが着陸に失敗し、機体後部が真っ二つに折れる事故が起きた。駐屯地はJR立川駅から北西約一キロ。市街地や住宅地に隣接し、「危険すぎる」「訓練する場所を考えてほしい」など市民から不安や怒りの声が上がった。 (竹谷直子、服部展和)

 事故が発生したのは午前九時五十五分ごろ。その十分前、現場近くの立川市役所前にいた国立市の男性(63)は「ヘリが地上から二、三メートルの低空飛行で駐屯地内を行き来していた」と話す。事故の瞬間は目撃しなかったが、複数の消防車がサイレンを鳴らしながら駐屯地に入っていくのを見て驚いたという。「事故が起きるのは仕方がないかもしれないが、危ない。訓練はもう少し人のいない場所でやってほしい」と注文した。

 駐屯地のフェンスまで約百メートルの立川市砂川町でコミュニティースペース「砂川平和ひろば」を運営する福島京子さん(69)も「落ちた機体が見えた。障害物が何もない滑走路で事故があったのが怖い。平和ひろばに落ちていてもおかしくなかった」と不安を口にした。

 駐屯地は旧米軍立川基地の跡地にある。自衛隊の跡地利用に反対する市民団体「立川自衛隊監視テント村」の井上森さん(39)=日野市=は「危険性が改めて浮き彫りになった」と憤った。同団体メンバーで駐屯地近くに住む加藤克子さん(81)=立川市錦町=は「最近は低空飛行訓練が多くなっている。騒音もだが、何より墜落が怖い。立川の市街地は高い建物も多くある。危険すぎる」と危ぶんだ。

 代表の大洞俊之さん(62)=同=は「沖縄などで事故が後を絶たない。原因の徹底究明と、それまでの飛行停止を求めていきたい」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報