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【東京】

沖縄戦のリアル感じて きょうから江東で遺品展を開催

沖縄戦に関する展示の説明をする倉石さん=江東区の東京大空襲・戦災資料センターで

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 「沖縄慰霊の日」の23日、沖縄戦の遺品を集めた展示会「遺品が語る沖縄戦」が、江東区の東京大空襲・戦災資料センターで始まる。生活用品や軍事物資など65点を展示。戦時下に「ガマ」と呼ばれる壕(ごう)に避難していた住民の生活や、火炎放射器による惨禍など、戦争の悲惨さを生々しく伝える。

 約60年にわたって沖縄県内各地の壕から、約3600柱の遺骨や十数万点の遺品を収容してきた国吉勇さん(80)の活動を記録し、語り継ごうと結成された「沖縄戦遺骨収容国吉勇応援会」による巡回展で、都内では初めての開催。

 沖縄では、民間人を巻き込んだ地上戦が繰り広げられ、多くの住民が壕に避難していた。応援会の倉石寛共同代表(73)は「茶わんやかんざしなどが見つかった。戦争のリアルを感じてほしい」と話す。

 日本軍のものと思われるガスマスクや陶製の地雷、手りゅう弾、注射器も展示。住民が避難していた壕を日本軍が接収し、陣地壕や病院壕として使用するようになったことが分かる。火炎放射器によって黒く焦げた米や包帯、乾パン、溶けた瓶なども並ぶ。

 応援会の西尾慧吾・学生共同代表(20)は「戦争の捨て石にされた沖縄でどういう戦いがあったのか、住民の生活が刻み込まれた遺品を見て、考えるきっかけにしてもらいたい」と話す。

 7月21日まで。入館料は一般300円、中・高校生200円、小学生以下無料。休館は月・火曜。問い合わせは同センター=電03(5857)5631=へ。

 

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