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【東京】

外国人の相談 迅速に 11カ国語の翻訳お任せ 八王子市、9月から

外国人市民のさまざまな相談に対応する「在住外国人サポートデスク」=八王子市で

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 外国人労働者の受け入れを拡大する新制度を盛り込んだ改正入管難民法が四月に施行されたことを受け、八王子市は九月から、学園都市センター(旭町)内にある「在住外国人サポートデスク」の機能を拡充する。市によると都内二十六市の中で外国人の人口が最も多いといい、今後も増加が見込まれるため、多様な相談に迅速に対応できるよう体制を整える。 (萩原誠)

 サポートデスクに、英語やフランス語、ベトナム語、ポルトガル語など十一カ国語に対応する多言語音声翻訳アプリを入れたタブレットを新たに配備する。

 これまでは英語や日本語で対応してきた。それ以外の言語の場合は、相談希望者に意思疎通ができる言語を確認し、NPO法人八王子国際協会に登録している通訳に依頼、別の日にあらためて出向いてもらい、相談に乗るなどしてきた。今回のタブレット配備で、多くの場合は、その場で対応できると見込んでいる。

 従来、基本的に一人だった相談員を二人に増員する。現状の相談カウンターでは手狭になるため、相談スペースを広げて仕切りを設け、プライバシーに配慮しながら同時に複数の相談に乗れるようにする。

 サポートデスクは、八王子駅北口の八王子スクエアビル十一階にある。日曜、祝日、年末年始、学園都市センターの休館日を除く午前十時〜午後五時に、身の回りの生活相談のほか、法律や労働、雇用、教育、子育て、医療などの専門窓口の紹介や情報提供をしている。運営は市が八王子国際協会に委託している。二〇一八年度の相談件数実績は千三十七件。

 市によると、市内の外国人人口は一三年十二月は九千二十人だったが、今年四月現在では一万三千百六十一人と、約五年で四千人増えている。市域も広く人口が多いことや、大学や短大などが集まり留学生が多いことなどもあり、外国人人口は多摩地域の二十六市中で最多という。

 石森孝志市長は「外国人市民の多様な相談に対応し、ともに暮らす多文化共生の街づくりを推進するため、関係機関と協力しながら安心して快適に生活できるよう支援していく」と話している。

 

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