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【東京】

60年前、空から見た東京 航空写真展示会 港区で30日まで

1956年の慶応大周辺(いずれも写真家佐藤翠陽さん撮影)

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 1964年の東京オリンピックで町並みが大きく変わる直前の港区の様子を、軽飛行機から撮影した航空写真の展示会が、区立郷土歴史館(白金台4)で開かれている。同区に住んでいた写真家の故佐藤翠陽(すいよう)さんが約60年前に、東京を空から記録していた。

 佐藤さんは1902年に札幌市で生まれ、戦中や戦後間もなくは北海道大の嘱託写真技師などの写真業務をしていた。53年に上京し港区内に住み、その後、写真撮影を行う翠光(すいこう)社を設立した。建築写真の分野で活躍する一方、住まいのある港区を中心に街の様子を軽飛行機から撮影し続け、81年に79歳で亡くなった。

 今回展示されているのは、高層建築がなかった55年前後に、佐藤さんが軽飛行機に乗り、東京タワーの展望台くらいの高さから、区内をくまなく撮影したもの。慶応大や同区役所周辺、改装前の秩父宮ラグビー場など32点を大型パネルで展示している他、60枚の写真が収まったアルバムもある。撮影に使用したカメラなども展示している。

 撮影当時と現在の地図もあり、時代の移り変わりを写真と地図の両方から楽しむことができる。

 同区図書文化財課は「激変した場所だけでなく、変わらない路地もあり、豆粒大の人間や三輪トラックも確認でき、当時の暮らしが伝わってくる。五輪を迎える今と重なる部分も貴重な資料なので、世代を超えて楽しみ地元への愛着を深めてもらえたら」と話す。

 30日まで。午前9時〜午後5時(土曜は午後8時)。企画展観覧料は大人200円、小中高校生100円。問い合わせは同館=電03(6450)2107=へ。 (市川千晴)

1957年の港区役所周辺

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