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【東京】

心の復興を劇で応援 荒川の「ごきげん一家」 南三陸で来月公演

マルシェで南三陸町の特産品を販売する演劇集団のメンバーたち=荒川区で(いずれも「ごきげん一家」提供)

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 東日本大震災で津波に襲われた宮城県南三陸町の特産品を荒川区のマルシェで販売し、復興を応援している演劇集団「ごきげん一家」が七月十二、十三日、同町を訪れ、劇を無料で上演する。「心の復興の力に」と昨年始めた活動。今年は公演数を増やし、広く宮城県内各地から観賞者を招く。資金をインターネットで募るクラウドファンディングは今月末まで。七月六日には大正大(豊島区西巣鴨三)でプレ公演を行い、支援を呼び掛ける。 (中村真暁)

 ごきげん一家は、都内など首都圏在住の役者らで昨年一月に旗揚げした。大正大の学生ら新メンバーも今年加わり計十人。今回は、昨夏も上演した南三陸町に伝わる民話がモチーフの創作演劇に、新作を加え、二つの芝居を演じる。

 十三日の公演は、町から車で四十〜六十分ほどの宮城県登米(とめ)市、仙台市の住民らにも観劇を呼びかけた。「近くの人に気軽に来てほしい」。南三陸町の人のこんな思いを耳にしたのがきっかけで、地域間交流を促す狙いもある。

 ごきげん一家の中心メンバーで役者の浅川芳恵さん(39)=北区=は、現地では復興に向けた工事車両が通るなどして、子どもたちの遊び場が減っていると感じるという。「地元にゆかりある劇で、思いっきり笑ったり、人と共感し合ったりしてもらいたい」と期待を込める。

 ごきげん一家は一年以上にわたって、荒川区西尾久地域の遊園地通り商興会が催す毎月のマルシェで、ワカメやヒジキなど南三陸町の特産品を販売し、東北の魅力をPRしてきた。商興会の山岸一公会長(59)は「彼らの取り組みで、地域連携や復興支援が商興会のテーマの一つとなった。商興会自体も成長できる」とほほ笑む。

 活動への理解を広める七月六日のプレ公演は午前十一時半、午後三時半の二回。来場者には、南三陸町のワカメを使ったパンを配る。観賞料は三千円だが、「東京新聞の記事を読んだ」と予約時に伝えると無料。予約はごきげん一家=電050(5361)8229=へ。クラウドファンディングは専用サイト「Kanatta」で、「復興支援」と検索を。

昨年の公演の際、観賞者と記念撮影する出演者ら=宮城県南三陸町で

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