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【東京】

秩父の市有林「としまの森」に 「自然に触れる機会を」区が整備、活用へ

「としまの森」協定を締結した高野之夫豊島区長(左)と久喜邦康秩父市長=豊島区役所で

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 埼玉県秩父市の市有林を、姉妹都市の豊島区が「としまの森」として整備し、区民が出すCO2の相殺(カーボン・オフセット)と区民の自然体験に活用することが決まり、10日、豊島区役所で高野之夫豊島区長と久喜邦康秩父市長が協定を締結した。協定期間は同日から5年間。

 「としまの森」は西武秩父駅からバスで15分、さらに歩いて7分ほどの約1.9ヘクタールの広葉樹林。市によると木材需要の減少で、樹齢50年以上の古い木が残り、十分な手入れができていない。豊島区が森林環境譲与税を活用して約520万(初年度)を出資し、下草を刈ったり、古い木を切って再生させる。

 初年度の整備面積は0.5ヘクタールで、4.5トンのCO2の吸収を見込む。高野区長は「豊島区は山も川も畑もない。秩父市の好意を最大限生かし、地球温暖化対策を行い、区民が大自然に触れられる機会をつくりたい」。久喜市長は「姉妹都市間でのカーボン・オフセットは初めて。秩父市は87%が森林。森林環境譲与税で林業を再興したい」と期待を語った。

 初年度は下草刈りや、区の花ツツジ、同区駒込発祥のソメイヨシノの植樹を予定。“森開き”として10月19、20日に区民向けのツアーを開催する。 (宮崎美紀子)

 

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