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【東京】

伝えたい原爆の悲劇 八王子 被爆した歴史研究家、森さん あす、講演会

「若い人に聞いてほしい」と話す杉山耕太郎さん(右)=八王子市で

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 八王子市で二十日、原爆の被爆者や家族による講演会が開かれる。戦争を知る世代が高齢化する中で、体験や思いを伝える。

 八王子市民の有志で運営している「八王子平和・原爆資料館」(元本郷町三)は「八王子平和の日イベント」として、広島市の歴史研究家森重昭さんの講演会を開く。平和のために一人の人間として何ができるか、森さんの長年にわたる活動と、その思いを聞く。

 自らも被爆している森さんは、広島への原爆投下で死亡した米兵捕虜十二人の身元調査に尽力してきた。オバマ前米大統領が二〇一六年五月に広島市の平和記念公園を訪れた際に、被爆者の一人として出席し、オバマ氏と対面、抱擁を交わした。今回は、こうした地道で丹念な取り組みについて話してもらう。

 八王子市役所近くにある資料館は一九九七年七月に開設された。毎週水、金曜の午前十時〜午後四時に開館し、市内在住の被爆者が所有していた文献や被爆した瓦、被爆して亡くなった中学生が着ていた服などを保管、展示している。このほか、開設された七月二十五日を「八王子平和の日」として、毎年七月に講演会を開いている。

 被爆者も運営に携わる人も高齢化し、人数も減っている。共同代表の杉山耕太郎さん(68)は「原爆被害を語り継ぐことが難しくなりつつあり、若い人にぜひ聞いてほしい。戦争の実相を地道に掘り下げていった活動から、戦争がいけないことだということを感じてほしい」と話す。

 講演会は午後二時〜午後四時で、資料代五百円。事前申し込みは不要。

 問い合わせは杉山さん=電090(1128)8983=へ。 (萩原誠)

 

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