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【東京】

開幕まで1年 五輪身近に

 2020年東京五輪の開幕まであと1年となった24日、機運を盛り上げるイベントが都内各地で開かれた。応援メッセージを寄せたり、「東京五輪音頭2020」を踊ったり。競技を体験できる催しもあり、参加者らは五輪やパラリンピックを身近に感じる日となった。 (井上幸一、花井勝規、市川千晴)

◆ハートに応援 書き込んで 港区役所「メッセージタワー」設置

一人一人がハートを描いて五輪を応援する「ハートマークプロジェクト」=港区で

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 港区は、五輪への応援メッセージをハート形アームバンドに書き込む「ハートメッセージタワー」ブースを、区役所一階の区民ラウンジ横に設置した。赤、緑、黒、黄、青色の五輪カラーのアームバンドにメッセージを書き、高さ約二・四メートルのパイプに結びつけて「世界で一つの応援メッセージタワー」を完成させる。

 訪れた区民は五輪色のバンドに、「日本ガンバレ」「世界とともだちに!」などと書き込んでいた。母親と転入届の手続きに来たセル怜那(れいな)さん(7つ)と賢聡(けんと)くん(4つ)も参加。「大好きなテニスと体操の応援に行きたい」と笑顔を見せた。タワーは九月末まで展示する予定。

 また、総合案内の横には、「ハートマークプロジェクト」のブースを設置。専用の紙にハート形を描いてもらい、集まったものを輪の代わりに五輪マークのように五つずつ重ねていくという。パネルや動画として来年二月七日に予定している五輪二百日前イベントでお披露目する。

 区役所と隣接する議会棟の各出入り口計四カ所も、東京五輪マスコットの「ミライトワ」「ソメイティ」をラッピングするなど、区を挙げてもり立てている。

◆31カ国の大使がお薦め 「わが国の1冊」一堂に

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 カヌー・スラローム競技の会場となる江戸川区では、篠崎文化プラザ(篠崎町七)内の篠崎図書館で特別展示「大使のお薦め〜日本のみんなに読んでほしいわが国の一冊〜」が始まった。五輪・パラリンピックを前に、本を通じて参加各国の文化や歴史を知ってもらおうとの企画だ。九月二十三日まで。

 図書館側が三十一カ国の大使館に依頼し、自国の著名な文学作品、ノンフィクションなどを推薦してもらった。五輪開会式の入場順に並べており、最初のギリシャの棚には「カヴァフィス全詩」(カヴァフィス著、池沢夏樹訳)が置かれた。

 各国の大使から寄せられたメッセージも紹介し、それぞれの内容を翻訳した冊子も配布している。

◆江戸川区の施設 VRでカヌー体験も

VRを使ったカヌーの体験ゲーム

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 また、プラザ三階企画展示ギャラリーには、カヌー体験ゲームができるVRコーナーが設けられている。艇に乗ってゴーグルを装着、体を動かしてゲートをくぐっていく遊びで、競技に参加している気分を味わえる。

 ゲーム体験は、十月十四日まで開催される「カヌー・スラローム展」(入場無料)の一環。会場では、カヌーの歴史、競技のルール、レースの見どころなどを大型パネルで紹介している。区によると、リオデジャネイロ五輪男子カナディアンシングルで銅メダルを獲得した羽根田卓也選手(32)のレース艇が、八月十日ごろにお目見えする予定という。

◆「五輪音頭2020」広がる輪 調布市で記念イベント

東京五輪音頭2020を踊る人たち=調布市で

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 東京五輪やパラリンピックの会場となる東京スタジアム(味の素スタジアム)などを擁する調布市は、一年前を記念するイベント「調布サマーフェスティバル2019」を開いた。会場の東京オーヴァル京王閣には約三千人が訪れ、ラグビーや車いすバスケットボールなど五輪やパラリンピックの種目に関連する体験イベントを楽しんだ。

 「ちょうど一年後に開幕するという実感がわいてきた」と話すのは、娘の陽菜さん(9つ)と車いすバスケットボールを体験した同市染地の会社員畑山浩さん(55)。「テレビのスポーツニュースでは見たことがあるが、初めて競技用の車いすに乗った。選手らのすばやい動きを支える車いすの仕組みが分かった」

 市文化協会員らが講師になり「東京五輪音頭2020」の講習会も開かれ、市民らの大きな踊りの輪が広がった。

 

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