東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

「せせらぎ公園の緑守ろう」署名2300人分 住民団体、大田区に提出

地域住民が100年かけて育んだ緑のまちを守りたいと訴える「田園調布せせらぎ公園の緑を守る会」の皆さん=大田区で

写真

 大田区が計画している田園調布せせらぎ公園内の文化施設などの整備案を巡り、地元住民らでつくる「田園調布せせらぎ公園の緑を守る会」は七月三十一日、自然保護を最優先し住民の意思を反映した計画にするよう求めて要望書と約二千三百人の署名を区に提出した。同会共同代表の神谷延治弁護士は「千二百九十三本もの木が伐採され公園が急変した。多くの住民が衝撃を受けている。計画を知らない人も多く、合意がない」と計画の見直しを求めた。

 要望書によると、同公園は一九二五年に「温泉遊園地多摩川園」として開園し、二〇〇二年から区の公園。園内に国分寺崖線の斜面樹林と三カ所の湧き水があり、同区が公園用地として取得した〇一年には区議会で「自然保護を最優先に区民の利用に供するための必要最小限の整備を進めること」が決議されていた。

 区は「要望書を受け取ったばかりなので、関係組織で確認していきたい」と話している。

 住民の多くが計画の詳細を知ったのは五月十八日の区による住民説明会。守る会は先月、区議会に陳情を出したが不採択となり、この日要望書を提出した。共同代表の安永正子さんは「公園を取得した時の約束(決議)が破られてショックだ。伐採が今後も必要なら、質量ともそれ(伐採量)を上回る植樹をして、自然環境を戻してほしい」と願っている。 (市川千晴)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報