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【東京】

「文化の薫り高い地域同士、友好を」 文京区と金沢市 友好交流都市協定結ぶ

友好交流都市協定の締結式を行った山野之義金沢市長(左)と成沢広修文京区長=文京区の宝生能楽堂で

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 歴史と文化でつながりが深い文京区と金沢市は四日、相互の親善交流と発展に努めるため、「金沢市・文京区友好交流都市協定」を結んだ。宝生能楽堂(同区本郷)で成沢広修(ひろのぶ)区長と山野之義(ゆきよし)市長が能の装束をまとい、締結書に署名した。

 文京区内には、江戸時代に加賀藩前田家の上屋敷と中屋敷が置かれたほか、金沢出身の文豪徳田秋声の旧宅や、能楽「加賀宝生」のルーツである宝生流の能楽堂がある。

 この日の締結式には、前田家十八代当主の前田利祐(としやす)・全国石川県人会連合会名誉会長や、徳田秋声の孫の章子さんらが参加する中、山野市長と成沢区長が「素襖(すおう)かみしも」と「侍烏帽子(さむらいえぼし)」姿で能舞台に登場。能楽堂で行われる区民能を鑑賞するために訪れた観客ら約五百人を前に、締結書に署名を交わした。

 山野市長は「将来を見据えて、若い人や子どもの交流を活発にできれば」と抱負を述べた。成沢区長は「文化の薫り高い地域同士、ご縁を生かして友好を深めたい」とあいさつした。能を学ぶ文京区と金沢市の小中学生が素謡(すうたい)「鶴亀」を披露し、協定締結を祝った。

 二〇一六年に文京石川県人会が発足し、今年三月には文化・経済交流懇談会が開かれるなど、両都市ではさまざまな分野の交流が広まっている。今後は、子どもたちが行き来する訪問行事や、互いの歴史を尊重した交流などで、友好と発展を高めるという。 (長竹祐子)

 

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