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【東京】

多摩の航空機産業を振り返る 木材製ソリッドモデル展示会 10、11日三鷹で

展示品をチェックする三浦さん

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 木材を削ってつくる縮尺模型「ソリッドモデル」の展示会「三鷹市を中心とする多摩の航空機」が十、十一の両日、同市下連雀の三鷹産業プラザ七階で開かれる。戦前に多摩地区で盛んだった航空機産業の歴史を振り返ることができる。入場無料。 (花井勝規)

 ソリッドモデルはプラモデルが登場する前の一九五〇年代に流行。今も熱心な愛好家がいる。コントロールバルブ(自動制御弁)などの開発設計会社「MIURA TECH」を経営する三浦徹郎さん(75)=三鷹市=が呼びかけ、愛好家の仲間ら三人と精巧な手作り作品を出品する。今回で五回目。

 展示するのは軍用機や民間機の模型約二百点で、四十八分の一と七十二分の一モデルが中心。ライト兄弟機から最新のホンダジェットまであり、長い航空機の歴史にも触れられる。目玉は、かつて三鷹市内にあった中島飛行機三鷹研究所が開発を手掛けた高高度対爆撃機用戦闘機「キ87」とジェット戦闘機「火龍」。火龍は未完のまま終戦を迎えた。三浦さんが設計図や写真を参考に、ナイフで木を削り、三カ月ほどかけて制作した。

 会場には、当時の技術力が一目で分かるようにと、戦闘機に積まれていた航空計器や照準器の実物を展示。集積していた軍需工場の位置図などの資料も掲示する。三浦さんは「多摩地区は航空機産業の一大拠点だった。技術の観点から、ぜひ展示を楽しんでほしい」と話している。

 開催時間は十日が正午から午後六時、十一日は午前九時から午後三時。問い合わせは三浦さん=電0422(47)5045=へ。

昨年の展示会の模様=いずれも三鷹市で

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