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【東京】

<つなぐ 戦後74年>平和を祈り、組む灯籠 10日に「隅田川とうろう流し」 白鴎高生が製作

灯籠を組み立てる白鴎高校の生徒たち=台東区で

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 戦没者や物故者を悼み、平和を祈念する「隅田川とうろう流し」が十日、台東、墨田区を結ぶ吾妻橋付近で開催される。浅草観光連盟などでつくる実行委員会の主催。都立白鴎(はくおう)高校(台東区元浅草)の生徒が七日、ろうそくの光が川面に幻想的な世界を生み出す灯籠を組み立てた。 (井上幸一)

 戦争で亡くなった人の慰霊のため終戦の翌年に始まった行事は、コンクリート護岸の建設で一九六五年を最後に中断。親水テラスが整備された二〇〇五年に復活した。昨年から墨田区、同区観光協会も主催者に加わって規模を拡大。川の両岸から、故人の名や願い事を記した紙製の灯籠が四千個以上流される。

 白鴎高校の灯籠作りは恒例で、総合学習の一環。今年は一年生三十人が参加し、隅田公園リバーサイドギャラリー(台東区花川戸一)で、浅草観光連盟スタッフらの指導を受け、台東区側から流す三千個を製作した。

 連盟の冨士滋美会長は「最初は何百個から始まったが、SNS(会員制交流サイト)でアップされ、今では外国人には三社祭より人気を呼んでいる」と生徒に説明。「みなさんの作った灯籠の映像が、世界中で見られている。一つ一つに思いを込めて」と要請した。

 生徒は、土台作りや、ろうそくを差す筒作りなどを分担し、流れ作業で取り組んだ。古居崇洋(たかひろ)さん(16)は「亡くなられた方の魂を載せることを理解し、流す方の気持ちを考えながら作った」と話していた。

 灯籠流しは午後六時三十分に開始。当日の灯籠申し込み(一個千五百円)は午後一時から、台東区側は隅田公園入り口、墨田区側はすみだリバーサイドホールイベントホール(墨田区役所二階)で。なくなり次第終了。雨天決行。問い合わせは、浅草観光連盟=電03(3844)1221、吾妻橋観光案内所(墨田区)=電03(6658)8097=へ。

 

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