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【東京】

冷え冷え 魚も人も快適 豊洲市場、初めての夏

冷房設備が整った豊洲市場の水産仲卸売場棟で魚をさばく仲卸業者=江東区で

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 昨年10月に開場した豊洲市場(江東区)が初めての夏を迎えた。東京は立秋の8日も朝から気温30度を超えたが、同市場の水産仲卸売場は冷房が効き、働く人たちは「魚の鮮度が保てるし、魚だけでなく我々も楽になった」と喜ぶ。

 天ぷらだねの魚を扱う仲卸業者「ナンバ水産」では、従業員がまだ動いているアナゴを涼しげに次々とさばいた。屋根しかなかった旧築地市場(中央区)で場内は外の気温と同じ。アナゴが温まらないよう、氷水をかけながら、さばかなければならなかったという。

 難波昭信社長(58)は「築地は冷却設備から出る熱風もあって、外気よりも暑いくらい。ここでは温度管理をしっかりして魚をお客さんに提供できる。働くのも快適」と笑顔を見せた。稚アユなどを買った銀座の「手打ち蕎麦 成冨」店主の成冨雅明さん(62)は「涼しくなって、鮮度に安心感がある。築地は暑かったからね」と話した。

 豊洲市場の水産仲卸業者でつくる東京魚市場卸協同組合の早山豊理事長は8日の記者会見で、夏場の環境向上を評価しながらも、シャッターを開けた際に外気が入り込み、湿度や温度が高くなるなど問題も出てきているとし「どう回避するか都と取り組んでいる」と話した。 (石原真樹)

 

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