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【東京】

「世界に一つだけの劇」多摩ニュータウンの魅力描く あす上演 住民が自ら出演

歌の振り付けをけいこする参加者=多摩市で

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 多摩ニュータウン(NT)をテーマに、住民の体験や思いが詰まった手作りの台本で住民自身が演じる劇「まちまち」が十一日、多摩市落合のパルテノン多摩で上演される。地元の人たちにNTの魅力を伝えようと、二年前に住民の声をもとに作った「たまたま」に続く第二弾。今回は住民も出演する。演出の瀬戸山美咲さん(41)は「ゼロから作った世界に一つだけの劇。楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。 (松村裕子)

 「まちまち」には、街と、NT住民も一人一人それぞれ違うという意味を込めている。

 出演者は、主催する市文化振興財団が公募。俳優七人とともに、多摩、八王子市のNT住民ら小学生から七十代まで二十五人が舞台に上がる。

 台本の材料にするため、六月からNTを歩き、自分たちの目で魅力を確かめた。互いの家族や好きな場所についてもインタビューし、演じる内容を班ごとに議論するワークショップを重ねた。その中から瀬戸山さんがエピソードを選び、十の場面が展開する台本を仕上げた。

 出演者たちは各場面を分担して演じる。都天然記念物の樹木「平久保(びりくぼ)のシイ」や、NTがロケ地になったテレビドラマ「金曜日の妻たちへ」の話題が登場。途中、五人が自分の大切にしているものなどについて、一人語りをする演出もある。NTの地名やゆかりの風物が歌詞になった歌「たまのまちまち」を、全員で振りを付けて歌い上げる。

 出演者で多摩市のNTに四十年以上住む井上一良さん(77)は「平久保のシイは、行きつけの店の近くなのに知らなかった」と新たな発見をした。市内に越して五年の高校三年佐野美星さん(18)は「同じNTに住んでいても普段は知り合う機会のない、いろんな年代の人と交流できて楽しい」と話す。

 開演は正午と午後四時。入場料は一般二千円、学生千五百円。問い合わせはパルテノン多摩=電042(375)1414=へ。

 

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