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【東京】

<夏の甲子園>関東一、打撃戦制す

校歌を歌い終えて駆けだす関東一ナイン=甲子園球場で

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 15安打を浴びせて打ち勝った。十日の全国高校野球選手権大会で、関東一(東東京)は10−6で日本文理(新潟)に逆転勝ちし、ベスト4に入った二〇一五年以来4年ぶりの勝利をあげた。次は十四日午後一時から熊本工(熊本)と対戦する。 (加藤健太、山口登史)

 苦しい立ち上がりだった。初戦の緊張からナインには硬さが見え、先発の土屋大和投手(3年)はピンチで制球が甘くなった。野球部父母会副会長の父貴司さん(51)は「相手は経験豊富な伝統校。気を抜かずに」とアルプス席からエールを送った。

 反撃は三回、東東京大会で打率5割と好調だった4番平泉遼馬選手(同)がバックスクリーンに本塁打。米沢貴光監督が「あの一発が勇気を与えてくれた」と振り返ったように、さらに満塁と攻め立て、土屋選手に走者一掃の右越え二塁打が飛び出した。

 再びリードを許した後の四回は中軸の3連打で再逆転。両監督が「特徴が似ている」と口をそろえる両チームは四回まで白熱のシーソーゲームを繰り広げた。

 試合を落ち着けたのは五回から救援した谷幸之助投手(同)だった。制球力とキレで勝負する土屋投手とは対照的に、140キロ台中盤の速球でぐいぐい押し、打者20人に被安打1と好投。チームを支えてきた二枚看板の継投で相手の反撃をかわした。

 猛暑の中でナインを後押ししたチアリーダー部長の亀田ゆりさん(同)は「これからも期待してるよ」と笑顔。コンクールに出場する吹奏楽部員に代わって演奏を指揮した同部OBの大久保連さん(43)は「取られたら取り返す『関一』らしい野球を貫いてくれた」と喜んだ。

 中軸3人がきっちりと打点をあげたのは次戦への好材料になった。相手の隙を突く好走塁もあり、持ち味の機動力も威力を発揮。野球部員の田中渓樹さん(1年)は「日ごろの努力を野球の神様は見てくれていた。2回戦以降も頑張ってほしい」と期待した。

◆監督・主将談話

<米沢貴光監督> 打たれるのは覚悟。食らいつけば何とかなると思っていた。

<渋谷嘉人主将> 最初は相手のいいところが出ていたけど、粘ることができた。

 

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