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【東京】

演劇の楽しさを子どもたちに 「文学座」が参加型イベント開催

落語を題材とした「初天神」の稽古風景=新宿区で

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 人と人の絆の大切さを演劇で子どもたちに伝えようと、老舗劇団「文学座」(新宿区信濃町)のこどもげき委員会が十七〜二十日、劇団の新モリヤビル一階で恒例の「夏休みこどもフェスティバル」を開く。参加型の演劇などで、小さなころから生の舞台の楽しさに触れてもらおうとのイベントだ。

 東日本大震災を機に、震災の翌年から始まったフェスは今年で八回目。演劇は三歳以上が対象で、「おやゆび姫」「初天神」の二演目を上演する。

 初天神は、フェスで初めて演じられる落語が題材の作品。お祭りで男児が「おとっつあん、あれ買って、これ買って」とおねだりするほほ笑ましいストーリー。ベテラン座員の富沢亜古さんが三味線で出囃子(でばやし)を奏で、二十代の研修科生が歌やダンスでエネルギッシュに躍動する。上演前には、観劇する子どもたちがうちわを手作りする時間も。これらを使って、劇中の肝心な場面で劇に加わってもらう仕掛けがある。

 こどもげき委員会は、若手、中堅の座員を中心に昨年発足した。「自由な気持ちで、演劇を楽しんでほしい。涼しくなってから来られる夜の公演もお薦め」とメンバーの鈴木亜希子さん(36)。初天神に子どもの役で出演する高柳絢子さん(31)は「劇を一緒に完成させる過程で、一体感、達成感を感じてもらえたら」と期待する。

 演劇は全十四公演で、初天神は十七日午後七時、十八日同二時半、十九日同五時、二十日同五時の回、おやゆび姫は十八日同七時の回が席に余裕があるという。ゼロ〜二歳児やその親たちと歌ったり踊ったりする「おんぷでだっこ」などの企画もある。子ども百円、大人千円(全席自由)。残席要確認。詳しくはホームページ(「ぶんがくざこどもげき」で検索)へ。問い合わせは文学座=電03(3351)7265=へ。 (井上幸一)

 

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