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【東京】

横田基地周辺 国有地明け渡し問題 住民ら「話し合いを」 昭島で説明会

住宅地に点在する、鉄柵で囲まれた国有地=昭島市で

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 昭島市美堀町の住民が家庭菜園などに使用している米軍横田基地(福生市など)周辺の国有地について、明け渡しを求めている北関東防衛局は十九日夜、昭島市内で住民を対象にした説明会を開いた。防衛局が有償での継続利用などの条件を示したのに対し、住民らは半世紀にわたり草刈りなどの管理をしてきた経緯を訴え、住民側の意向を尊重した対応を求めている。 (布施谷航)

 住民ら約百五十人が出席。防衛局の配布資料や説明によると、継続利用するには、いったん明け渡し同意書を提出し、国有地内にある所有物を撤去しなければならない。その上で、あらためて利用を申し込む。これまでは無償だったが、駐車場や資材置き場は十五平方メートルで月額三千五百円、十平方メートルの家庭菜園なら同千五百円程度の使用料が見込まれる。同意書で示す所有物の撤去期限は九月末になっている。

 説明会では、住民から「今まで通りで問題があるのか」などの意見が出た。防衛局側の「無断使用」との表現に対しては「国が管理せず、火災や不法投棄が相次いだため、長年にわたって住民が管理してきた」と反発。防衛局側は「住民の心情を逆なでした表現だった。粘り強く丁寧に説明していきたい」と話した。

 住民らでつくる「住みよい美堀町を求める会」の小柴登志江会長は説明会後「いきなり『有償』というのは納得いかない。話し合いを続ける中で条件を詰めていきたい」と語った。

 一帯では一九六〇年代、横田基地の爆撃機の騒音に耐えかねた住民らが移転。跡地を国が買い上げたため、住宅街の中に国有地が点在する状況になっている。

 

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