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【東京】

<東京2020>国産カヌー艇、水上走る 東洋大など開発 江戸川区の会場でテスト

公開テストで国産カヌー「水走」の実戦艇を試乗する藤野浩太選手=江戸川区のカヌー・スラロームセンターで

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 二〇二〇年東京五輪に向けて東洋大などが開発する国産カヌー「水走(みつは)」の実戦艇が完成し、五輪会場となる江戸川区のカヌー・スラロームセンターで十九日、公開テストが行われた。プロジェクトリーダーの東洋大理工学部生体医工学科の寺田信幸教授は「全く新しいコンセプトでここまできた。日本人に合わせた設計で選手の評価も高い」と自信を示した。

 スラローム種目の艇のほとんどは東欧製が占める。国産艇で日本選手を東京五輪で勝たせることを目標に掲げたプロジェクトは一七年にスタート。同年八月に発表したコンセプト艇から三度の修正を重ね、既に競技で使用するための公認も受けた。研究開発責任者で同科の望月修教授は開発のコンセプトを「自然との調和がテーマ」と説明。水の抵抗軽減のために船首にカワセミのくちばしの形状を取り入れるなど、自然から得たヒントを設計に盛り込んだ。

 今後、さらに改良を重ね、五輪代表らトップ選手に採用を働き掛ける。この日、試乗した藤野浩太選手(岩手県協会)は「直線の加速性に優れているが、回転の部分が少し鈍い。改良すべき点もあるので、フィードバックしていきたい」と話した。

 

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