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【東京】

<つなぐ 戦後74年>戦傷病兵運んだ「病院船」 千代田で企画展 「氷川丸」改装の様子紹介

氷川丸が改装された様子を示したパネル=千代田区で

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 戦時中、負傷病兵を運んだ「病院船」をテーマにした企画展が、千代田区九段南一の「しょうけい館」で開かれている。横浜市の山下ふ頭に係留中の国重要文化財「氷川丸」が、貨客船から病院船に改装された様子を示したパネルなど約六十点を展示している。

 病院船は、戦時下でも互いに攻撃を避けるよう国際条約で定められ、白い船体に赤十字が描かれているのが特徴。だが攻撃されることも多く、旧日本軍では太平洋戦争開戦の一九四一(昭和十六)年以降で四十四隻が沈められたという。

 展示では、病院船の役割の解説パネルや、中国戦線などで銃弾を受けて帰還した元日本兵の回想録、摘出された砲弾の一部などを展示。氷川丸は、日本郵船歴史博物館(横浜市)に二年前に寄贈された病院船当時の写真を元に、手術室やレントゲン室の場所などを具体的に示した。

 担当学芸員の永島武晴さん(27)は「氷川丸がどう改装されたか、これまで不明な点が多かった。こうした展示が、戦傷病者について考えるきっかけになれば」と話していた。入場無料、九月八日まで。原則月曜休館。問い合わせは、しょうけい館=電03(3234)7821=へ。(梅野光春)

 

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