東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

「忘却は悲惨な歴史招く」関東大震災朝鮮人犠牲者 知事の追悼文見送り抗議

小池知事の対応に抗議の意思を表明する実行委員会のメンバーら=都庁で

写真

 九月一日に墨田区で営まれる、関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者追悼式に、小池百合子知事が三年連続で追悼文を送らないとした対応を巡り、式の実行委員会は二十二日、都庁で記者会見し、抗議声明を出した。

 声明は、小池知事が追悼文を送付しない理由として「災害で犠牲となられた方々、さまざまな事情で犠牲になられた方」を合わせて慰霊している、と説明していることについて、「朝鮮人虐殺があった歴史的事実に触れようとしない」と批判。「朝鮮人を蔑視・排外する当時の日本社会の反省に真摯(しんし)に取り組もうとしない姿勢と重なっている」と問題視した。

 その上で二〇二〇年東京五輪・パラリンピックを控えていることから、「オリンピック精神にもふさわしい対応を強く求める」と訴えた。

 実行委の宮川泰彦委員長は「風化することが一番怖い。忘却こそが悲惨な歴史を招く。知事の対応は本当にこれでいいのか。考えてもらいたい」と話した。

 追悼式は一日午前十一時から墨田区の横網町公園で営まれる。 (原昌志)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報