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【東京】

<東京2020>セントルシアのホストタウン  区内在住女性 豊島と縁結ぶ

阿波おどりを練習するマギーさん=豊島区で

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 東京五輪・パラリンピックで、カリブ海に浮かぶ島国・セントルシアのホストタウンになって−。地元で「マギーさん」の愛称で親しまれている豊島区在住のセントルシア人・青木マーガレットさん(45)のそんな呼び掛けがきっかけで、区がホストタウンになった。マギーさんは「区内の人に、もっと祖国を知ってもらいたい」と思っていたという。 (中村真暁)

 区によると、日本に永住権を持つセントルシア人は四人。都内はマギーさんのみという。

 マギーさんは十二年前、仕事でセントルシアを訪れていた日本人男性と結婚。六年前から、夫の実家がある区内で暮らしている。

 セントルシアのホストタウンが決まらない中、マギーさんは以前、同国の政府職員だったことから、セントルシアの五輪委員会長の文化担当大臣に相談。昨年十一月にはマギーさんと同大臣などで高野之夫区長を訪問した。「貴重な縁。カリブ海の人と出会う機会はなかなかない」(区学習・スポーツ課)ということもあり、ホストタウンに申請、四月に登録された。区は今後、マギーさんによる同国の料理教室や小学校訪問を計画している。

 マギーさんは両国の交流を促すため、二十四日に区内で開かれる「東京大塚阿波おどり」にも登場する。区職員のグループに参加予定。げたを履く女踊りは難しく、男踊りを披露する。

 阿波おどりへの参加は、マギーさんに日本文化を体験してもらおうと、同課の東沢強さん(60)が提案。マギーさんは「日本の文化が大好き。初めて阿波おどりを見た時から、面白いと思っていた」と、ふたつ返事で快諾した。

 十四日夜の練習会では、グループの職員たちと腰を落とし、「やっと、やっと」と声を合わせて振りを練習。マギーさんは「エビのように腰を曲げる姿勢は難しいが、楽しい。来て良かった」と笑顔。東沢さんも「最初からリズム感よく、繰り返し練習し、本人も自信がついているよう」と絶賛した。

 二十四日の阿波おどりは午後四時半から、JR大塚駅南口周辺で開かれる。前夜祭は二十三日午後五時から南大塚ホール(南大塚二)で。地元商店街などでつくる実行委員会主催。

<セントルシア> 外務省のホームページなどによると、カリブ海の小アンティル諸島にある国。1979年に英国から独立した。住民の大半はアフリカ系とその混血。面積は620平方キロメートルで、淡路島とほぼ同じ。人口は17万9000人(2017年)。首都はカストリーズ。 

 

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