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【東京】

研究者が写真を解説 国立科学博物館で「風景の科学展」

写真家上田義彦さんが撮影した写真と、対応した標本を展示する会場=台東区の国立科学博物館で

写真

 写真家が撮影した風景写真を国立科学博物館(台東区上野公園)の研究者が解説する「風景の科学展 芸術と科学の融合」が十日、同館で始まった。十二月一日まで。 (天田優里)

 科学展では、写真家上田義彦さんが世界各国で撮影した風景写真四十六点と、一部の写真に対応した標本二十二点を展示。博物館の動物、植物、地学、人類、理工学の五つの研究部から研究者二十六人が執筆した解説パネルを、それぞれの写真近くに掲げている。

 ガンジス川で沐浴(もくよく)する男性らを写した写真の前には、川に生息する「ガンジスカワイルカ」の頭蓋骨を展示。パネルでは動物研究部の研究員が「目は光の方向と明るさを認識する程度しか発達していない。眼球に水晶体を欠く唯一のほ乳類で、最も絶滅が危惧されるイルカのひとつ」と、その生態を解説している。

 月夜を写した写真の前には月からの隕石(いんせき)が、インドネシアの海中で色とりどりのサンゴ礁を写した写真の前には、サンゴとサンゴ砂の標本などがそれぞれ並ぶ。会場奥には、地球の歴史や科学を視覚的に伝えるデジタル地球儀もある。

 篠田謙一副館長は「風景を見るときに科学者が何を感じるかが分かる展示会になっている」と来場を呼び掛けている。

 開館時間は午前九時〜午後五時。九月の休館日は十七、二十四、三十日。入館料は一般・大学生六百二十円(十月から六百三十円)。高校生以下と六十五歳以上は無料。

 

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