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【東京】

<東京人>大人がハマる!Eテレ 「わかる」という快感

「ピタゴラスイッチ」の人気コーナー「ビーすけを救え!ビーだま兄弟の大冒険」のワンシーン。「ピタゴラスイッチ」は毎週土曜日7時45分〜8時放送(提供・NHK)

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 「ピタゴラスイッチ」といえば、ビー玉からくりの「ピタゴラ装置」や、「アルゴリズムたいそう」でおなじみの、NHK−Eテレの看板番組。二〇〇二年に同番組を立ち上げた、NHKエデュケーショナルこども幼児部統括部長・古屋光昭さんは、構想のヒントを近所の回転ずし店で得たと言います。

 「店員さんがお皿を数えるのがあまりに速いので、不思議だったんです。ある日、積み重ねた皿の横に、湯のみをポンと置いているのに気がついた。その高さがちょうど七皿分。プラス二枚で『九皿ね!』と、一瞬にして計算していたのですね。あ、こういうことを番組でやりたいなと思いました」

 総合監修に迎えたのは、CMプランナーだった佐藤雅彦さん。古屋さんとは、実は一九九九年に「おかあさんといっしょ」番組内の歌「だんご3兄弟」をヒットさせたパートナーでした。

 算数や社会といった教科で切り分けず、子どもが物事をとらえ理解するプロセス、つまり「考え方」自体をテーマにした画期的な番組が、こうして誕生したのでした。題材は、日常生活に潜む構造や法則。たとえば、たい焼きを同じ形に焼き上げる「型」という法則が、ハンコや印刷、工業製品など似た実例とともに紹介されます。

 過剰な説明を省き、シンプルな音と映像で、見るだけでわかる演出を心がけているそう。スイッチがパチリと入るように「わかる」気持ちよさで、子どもだけでなく、大人の頭も解きほぐしてくれます。 (松丸裕美子)

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 「都市を味わい、都市を批評し、都市を創る」をキャッチコピーに掲げる月刊誌「東京人」の編集部が、10月号の記事をもとに都内各地の情報をお届けします。問い合わせは、「東京人」編集部=電03(3237)1790(平日)=へ。

 

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