東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

はんこの歴史、文化学ぼう きょうまで浅草公会堂で「印章展」

石のはんこの手彫り体験に挑戦する外国人女性(右端)ら

写真

 はんこの文化、歴史を広める催し「2019印章展〜はんこの美」が15日、台東区の浅草公会堂(浅草1)展示ホールで開かれた。主催は全国のはんこ業者でつくる公益社団法人「全日本印章業協会(全印協)」(千代田区)。今年で13回目で、東京では初開催。16日も午前10時から午後5時まで開かれる。入場無料。 (井上幸一)

 会場には、古代メソポタミアが始まりといわれ、日本で独自の発展をしたはんこの歴史をパネルで示し、印刀、彫刻台、当て木といったはんこ作りの道具や、美しく刻まれた印章彫刻競技会の上位作品などを展示。葛飾北斎風の波の絵が完成するスタンプラリーを実施し、石印彫刻の無料体験コーナーもある。

 実行委員会では、外国人にも日本のはんこ文化を発信しようと、観光地の浅草を会場に選定。展示解説には英訳を添え、英語のできる説明者も準備した。

 意気込みが伝わったのか、多くの外国人観光客らが来場。「愛」「美」「侍」など、用意された八文字の漢字から「和」の文字を選び、石印の手彫りに挑戦したメキシコ人女性のエリア・ロメオさん(56)は「はんこは使ったことがない。初めての素晴らしい体験。刃を押して彫るのが難しい」と笑顔で話していた。

 実行委員長で、大宝堂藤巻印房(千代田区)専務の藤巻昌作久(しょうさく)さん(43)は「はんこは、自分の意思を伝えることができる道具。日本の文化であり、生活習慣に根付いている」と印章の存在意義を強調。「体験型のイベントを楽しんで、はんこについて理解を深めてもらえれば」と来場を呼びかけていた。

道具の展示の前で、来場を呼びかける藤巻実行委員長=いずれも台東区で

写真

出迎える全印協の公式キャラクター「印太郎」

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報