東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

70〜80代がミニコミ誌を編集 葛飾ネタ満載、節目の50号

「かつしかまちナビ」について話し合う編集委員たち=葛飾区で(同区提供)

写真

 葛飾区の地域ネタをまとめたミニコミ誌「かつしかまちナビ」=写真=が、節目の五十号に到達した。地域住民ならではの視点で制作してきた七十〜八十代の編集委員たちは、「これからも生活に役立つ情報を届けていきたい」と意欲的だ。 (加藤健太)

 表紙に「シニアが創るミニコミ誌」と書かれた最新号の五十号では、地元のステーキ店主へのインタビューや、環境保全団体の水質調査に同行取材した記事が目を引く。ひとり親家庭の支援策を考えた寄稿もあり、硬軟さまざまな話題が全四十ページを埋める。五十号発行は六月三十日。

 区内に住む七人が編集委員となり、三カ月に一回のペースで発行。毎週日曜日の編集会議でネタを出し合い、互いに原稿を手直しする。「無料で配るからこそクオリティーの高い冊子を」と熱く議論を交わす。

 二〇〇七年の創刊以来、掲載してきたテーマは三百を超える。郷土史に迫る「地名は青戸、駅名は青砥。なぜ?」や、暮らしに密着した「ぶらり居酒屋訪問記」と多岐にわたる。地元のサッカークラブ南葛(なんかつ)SCの動向を取り上げるなどニュースにも敏感だ。

 編集長の飛田健一さん(83)は「私も含め、取材や編集は未経験者ばかり。原稿の書き方や写真の撮り方を学びながら、地域を歩き回って情報を集めてきた」と振り返る。

 原稿ができると、約三千五百部を手作業で製本、区立図書館や公共施設など二十四カ所の配布場所に手分けして運ぶ。編集委員たちは、高齢者の生きがいづくりをするNPO法人に所属しており、区の補助を活動費に充てている。

 現在は、九月末に発行する五十一号のレイアウト作業がヤマ場を迎えている。飛田さんは「周囲の応援が原動力になっている。葛飾の魅力を掘り起こして記録し、次の世代に伝えていきたい」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報