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【東京】

黄檗(おうばく)文化を体感 地元・弘福寺所蔵の作品展 23日まで

大きな五百羅漢図などが展示されている第3期展=墨田区で(同区提供)

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 墨田区立すみだ郷土文化資料館(向島2)で企画展「黄檗(おうばく)(OBAKU)−牛頭山(ぎゅうとうざん)弘福寺の絵画と墨蹟(ぼくせき)−」が23日まで開かれている。3期にわたる展示の最終期。地元の弘福寺(向島5)が所蔵する、黄檗文化が感じられる江戸時代の作品が並んでいる。

 企画展は、黄檗宗牛頭山弘福寺の所蔵品の区内での初公開となる。黄檗宗は中国から1654年に来日した僧・隠元隆〓(いんげんりゅうき)(1592〜1673年)がもたらした禅宗の一派で、隠元は書や絵画、建築など幅広い文化も伝えた。弘福寺は、隠元の弟子・木庵(もくあん)の弟子となった日本人の鐵牛道機(てつぎゅうどうき)が74年に開いたとされる。

 第3期では、鮮やかな色使いで描かれた縦約2.8メートル、横約1.2メートルと巨大なスケールの「絹本(けんぽん)着色五百羅漢図」を複数展示。岩にもたれ天空に向かい指先から光を放つ羅漢と、光に向き合う2頭の龍が描かれた「争龍」や、中国南宋時代の僧院の生活が分かる「経蔵」などの作品が目を引く。

 1、2期で紹介した作品の一部はパネルで展示し、見逃してしまった人に対応している。区地域教育支援課の文化財担当者は「今まで公開されることが少なかった絵画や墨蹟(高僧による書)を紹介している。残り期間は少ないが、貴重な機会なので、ぜひ観賞に訪れてほしい」と話している。

 午前9時〜午後5時。入館料100円(中学生以下などは無料)。問い合わせは、すみだ郷土文化資料館=電03(5619)7034=へ。 (井上幸一)

※ 〓は、王へんに奇

 

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