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【東京】

肌で感じた映画の魅力 江東で小中生、短編撮影 来月披露 

プロ仕様の機材を使って映画撮影する子どもたち(江東区提供)

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 映画界の巨匠、小津安二郎監督(1903〜63年)が生まれた江東区で、映画の魅力を若い世代に伝えようと、区古石場(ふるいしば)文化センターの映画教室で撮影された短編作品が、10月27日にセンターである「こども映画祭」で披露される。撮影や演技をこなした小中学生は「演劇と違い、シーンを分けて撮影するのが面白かった」と話しており、公開を心待ちにしている。 (梅野光春)

 教室は、センターが七〜八月の三日間の日程で、区内などの小学四年〜中学一年の二十人を対象に開いた。講師は、区施設をロケに使った映画「もういちど」(二〇一四年)を撮影した監督の板屋宏幸さん(59)が務め、プロ用機材を板屋さんのスタッフが提供した。

 ストーリーは、センターに肝試しに来た子どもたちが、暗い部屋の中に閉じ込められ、死に神に襲われるというホラー系。教室初日にみんなでアイデアを出し、板屋さんが白板に書きながら方向付けしてあらすじをまとめた。

 板屋さんは「子どもたちのアイデアを否定せず、生かせるようにつないだらストーリーができた。発想力に驚いた」と振り返る。

 撮影では板屋監督が「本番!」「カット!」と雰囲気満点の声を出し、緊張感ある現場に。肝試しに来る少年役の一人、山元咲汰(しょうた)さん(11)=第二大島小六年=は「緊張したけど何回も撮り直し、いい作品になった」と満足そう。

 撮影や録音をした康紫依(こうしい)さん(10)=北砂小五年=は「最初と最後のシーンを続けて撮るなど、あらすじと違う順番で撮影し、編集でつなぐことが実感できた」と話す。

 「映画作りは、いろんな人がいろんな役割をこなす共同制作だということが分かってもらえれば」と板屋さん。作品は六分間。映画祭の問い合わせは同センター=電03(5620)0224=へ。

出来上がった作品について、子どもたちに語る板屋さん=江東区で

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