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【東京】

1964年、町田の商店街に墜落 米軍機事故の犠牲者悼み平和像

除幕された平和像の前であいさつする岩崎共同代表=町田市で

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 1964年、町田市原町田の商店街に米軍機が墜落し乳児を含む4人が死亡、32人が重軽傷を負った事故で、市内の有志が、犠牲者を追悼し事故を繰り返してほしくない、との願いを込め、平和像を墜落現場近くのマンション敷地に仮設置し、29日、除幕式を開いた。

 像は、子どもを抱いた母がアンネのバラにちなむ黄色のバラを手にし、米軍機の残骸の上に立つ。不死鳥のように立ち上がる命をイメージしている。高さ約1.7メートルのブロンズ製。八王子市の彫刻家日比野知三さん(82)が制作した。

 有志は2013年に平和像建立実行委員会をつくり、1000人以上から寄せられた300万円を超える寄付で17年に像を完成させた。市に、寄贈するので事故現場に近い市有地に設置してほしいと求めたが、ふさわしい場所がなく将来にわたる管理経費を負担できないと断られ、鋳造所に預かってもらっていた。今後も市への要請を続ける。

 設置場所は、芹ケ谷公園入り口に近い岩崎俊男・実行委共同代表(73)の自宅マンション敷地(原町田4の24の27)で、市民が見学できる。

 除幕式には小川政則共同代表(86)ら約90人が参加。岩崎代表は「多くの人に見て追悼してほしい。安住の地が見つかるよう努力したい」と述べ、市内の佐藤篤子さん(72)は「街の真ん中に米軍機が落ちるなんて、聞いたときは驚いた。今度は孫と見に来たい」と話した。 (松村裕子)

 

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