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【東京】

色鮮やか 鳥類図譜 英国の博物学者・ジョン・グールド作成 特別展

色鮮やかな鳥が描かれた鳥類図譜=豊島区で

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 玉川大(町田市)は創立90周年を記念し、19世紀に活躍した英国の博物学者ジョン・グールド(1804〜81年)が作った鳥類図譜の特別展を、豊島区西池袋の東京芸術劇場で開いている。同大所蔵の図譜を主に計44巻を紹介。グールドの図譜をこれだけそろえた展示は国内初という。13日まで。 (松村裕子)

 グールドは、勤めていたロンドンの博物館で世界から送られてくる未知の鳥の標本に接して鳥類にみせられ、図譜の制作を始めた。オーストラリアの鳥類を調べて多くの新種を発見し「オーストラリア鳥類研究の父」と呼ばれる。

 同大は、トータルな人間性を育てる「全人教育」を基礎においており、学術的のみならず芸術的にも優れたグールドの図譜から学ぶことは多いとして、一九九二年から図譜を集め、存在を確認できた大判四十巻をそろえた。

 図譜には、色鮮やかな鳥が生き生きと描かれている。大判サイズ(縦五十六センチ、横三十九センチ)は、ヨーロッパ鳥類全五巻、アジア鳥類全七巻、ハチドリ科鳥類全六巻などで構成。各巻は二百〜五百部しか作られていないという。

 図譜には、大学の敷地内に生息するチョウゲンボウや町田市の鳥カワセミなど、日本でおなじみの鳥も見られ、担当者は「鳥だけでなく、花や背後の風景も丁寧に描かれ、見応えがある」と来場を呼び掛けている。

 特別展には同大所蔵の小判一巻と、山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)から借りた小判三巻も展示。入場無料。今月二十八日〜来年二月二日は、玉川大教育博物館で公開する予定。スペースの都合で前、後期に分けて展示する。問い合わせは博物館=電042(739)8656=へ。

 

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