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【東京】

ヒマラヤスギ、幹の一部折れる 谷中のシンボル 樹齢100年

幹が折れた樹齢100年のヒマラヤスギ=台東区谷中のみかどパン店で

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 台風19号による風雨で、台東区谷中のパン店の隣に立つ樹齢100年のヒマラヤスギの4本ある幹のうち1本が、根元近くから折れた。店の屋根に倒れ込んでおり、区が16日に撤去作業を始めた。 (小倉貞俊)

 ヒマラヤスギは地域のシンボル的な存在で、区は二〇〇六年、「保護樹木」に指定した。三差路にある「みかどパン店」店主の斎藤陽子さん(85)の所有。

 斎藤さんの祖父が戦前から育てていた鉢植えが地面に根付き、高さ二十メートル、幹回り四メートルに育った。幹が空に向かって四本に分かれ、周囲の道路や店を覆うように枝葉を広げている。

 斎藤さんは十二日午後九時半ごろ、店舗兼自宅で、「ドドーン」というごう音を聞き、振動を感じた。外に出ると、幹の一本が高さ三メートル付近からそげるように折れていた。

 斎藤さんは「どんな台風でもびくともしなかったので驚いた。とても怖かったが、店がつぶれなかったのだけは不幸中の幸い」と話した。スギは電線にも絡んで道路をふさいでおり、区は「三日間掛け慎重に作業に当たる」としている。

 

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