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【東京】

台風19号 大田区、浸水被害 大雨で排水中断が一因

 台風19号の影響で約五百九十棟が浸水した大田区で十二日夜、大雨によって、多摩川支流の丸子川につながる用水の排水作業を続けられなくなったことが、丸子川氾濫の一因になったことが十七日、区への取材で分かった。区は「記録的な大雨を含めた複合的な水害だった」としている。 (市川千晴)

 十二日午後六時ごろ、多摩川が危険水位に達したため、用水の二カ所の水門が閉鎖された。職員がポンプ車など五台を使い、用水の水を多摩川に排水したが、同七時ごろに避難指示が出たため、職員は退避した。

 作業は安全が確認された翌十三日午前五時ごろから再開した。作業を中断していた約十時間の間に、田園調布四、五丁目の住宅街に水が流れ込んだ。

 区は「多摩川の水圧が高くて排水できないのか、用水の水位は低くなるどころか、かなりの勢いで高くなってきた」と作業を続けられなかった理由を説明した。都は「水門を閉鎖すれば用水の水は増すが、閉鎖しなければ多摩川の逆流で、さらに広範囲に被害が及んだ」と話した。

 用水は丸子川と多摩川の両方につながっている。都などによると、多摩川からの逆流を防ぐため、一九七六年に水門が、二〇〇五年に二カ所目の水門が設置された。

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