東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

台風19号 染み残る壁「ここまで水が」 世田谷区玉川3丁目

染みの残る壁紙を指さし、「床上30センチまで水が来た」と話す女性=世田谷区で

写真

 台風19号で浸水被害を受けた世田谷区玉川三丁目では、住民が今も自宅などで片付けに追われている。室内の様子などを見せてもらい、取材した。 (岩岡千景)

 「ここまで水に漬かったんです」。七十代の女性は、玄関を上がってすぐの壁紙にできた線の染みを指さした。床上三十センチほどまで浸水したという。床にレジャーシートが広げられ食器がずらりと並べられている。漂白剤を水で薄めてぬらしたふきんで食器棚を拭き、扉を開いて乾かしているという。

 棚に並んだ本はぬれて乾き、石のように硬くなってしまったといい、手伝いに来た知人が電気ドリルで粉砕し、かき出していた。

 冷蔵庫も掃除機も炊飯器も低い場所に置いていたため水にぬれて故障した。「冷蔵庫の心臓部は低い位置にあり、ご近所もみんな駄目になったみたい」。その言葉通り、近隣には「連絡済」の張り紙をした冷蔵庫を外に出している家があった。

 その家の住民によると、床上六十五センチぐらいまで水が来た。冷蔵庫も洗濯機も水に漬かってだめになったが、漬かっていないと思われるドアフォンも電話もトイレの温水洗浄便座も動かなくなったという。

 日頃は深夜電力を使って家の外にあるタンクで湯を沸かしているが、それも浸水し「お湯が出ないのでお風呂に入れない」。数日前までぬれたたんすや食器棚、畳などの家財道具を家の前に出していたが、清掃事務所に連絡すると「手早く持っていってくれました」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報