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【東京】

台風19号被害、1週間 兵庫島公園 水辺の公園、再生願う

住民の憩いの場だった公園には、流木やトタン板などが散乱していた=世田谷区玉川3丁目の兵庫島公園

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 台風19号が上陸して19日で1週間。多摩川の河川敷にあり、水に漬かった兵庫島公園(世田谷区玉川3丁目)は今も流木などが散乱し、傷痕が残る。公園は憩いの場として地域の住民らに親しまれ、週末の19日も、その様子を心配して訪れる人の姿が見られた。 (岩岡千景)

 公園には低木や池があり、週末の水辺は普段、はだしで遊ぶ子や釣り人らでにぎわう。しかし台風19号が通過したときに多摩川を流れてきたのか、赤い三角コーンや無数の細い枝が木の上に引っ掛かっている。地面には流木やスコップ、トタン板などが散乱。「花火・バーベキュー禁止」の看板も外れて近くに倒れていた。

 同区玉川の主婦(56)は「子どもが幼かった二十年以上前から何度も来ていました。こんな惨憺(さんたん)たる光景は初めて」と、無残な姿をさらす木を見て言った。大田区北嶺町の男性(65)も「会社を辞めて間もないころ、毎夕自転車で来て、景色を見たり歩いたりして元気をもらっていた。変わりはててしまって…」と涙をぬぐった。

 川の流れはまだ速く、勢いがあり「あっちへ行っちゃダメだよ」と小学四年の男児に注意していた世田谷区大蔵の飲食業福迫隼史(としふみ)さん(39)は「子どもと時々釣りに来ていた。向こう岸はこんなに広くなかったし、川の形も変わって景色が全然違う。早くまた、みんなが遊べるようになるといい」と、再生を願った。

 公園では復旧作業も始まっており、作業員がスコップや小型の重機を使い、水の流れでたまった泥を取り除いたり、えぐられた地面を人が歩けるようにならしたりしている。

 

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