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【東京】

戦死した出陣学徒悼む 壮行会76年、北青山の記念碑前

記念碑前で花を手向ける参列者=港区で

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 太平洋戦争で学生を戦地に送り出した「学徒出陣」壮行会から七十六年を迎えた二十一日、港区北青山にある「出陣学徒壮行の地」記念碑前で、式典が行われた。元学徒や遺族ら約七十人が参列し、戦死した学徒への祈りと平和を願って花が手向けられた。

 早稲田、慶応などの大学OB有志で作る日本戦没学徒追悼会が主催した。参列した元学徒は、当時慶応大三年の神代(こうしろ)忠男さん(97)=港区=ら二人だけ。高齢化が進み、参列が難しくなっている。

 神代さんは「同期約二百人が戦死してしまった。戦争は国家の犯罪だ」と訴えた。

 学徒出陣を題材にしたミュージカルを来月、杉並区内で上演する俳優らも参列した。俳優の西村匠平さん(28)は「戦争で戦わざるを得なかった学徒一人一人にはそれぞれ思いがある。その無念さを忘れてはいけない」と話した。

 壮行会が開かれたのは、明治神宮外苑競技場。記念碑は二〇一四年まで、ほぼ同じ場所の国立競技場の敷地内にあった。国立競技場建て替えに伴い、今は秩父宮ラグビー場の敷地内にある。新国立競技場が完成する来春、元の場所近くに戻される予定。 

 

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