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【東京】

台東区 路上生活者に直接謝罪へ 避難所利用拒否問題 支援団体の改善要望受け

台東区職員(左)に要望書を読み上げ、提出する一般社団法人あじいるのメンバーや支援者ら=台東区役所で

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 台風19号が上陸した十二日、自主避難所に路上生活者の男性二人を受け入れなかった問題で、台東区は二十一日、男性二人に直接謝罪する意向を示し、路上生活者の生の声を聞く機会を設けることを明らかにした。この日、路上生活者らを支援する一般社団法人あじいる(荒川区)のメンバーらが、区に対応の改善を求める要望書を提出したことを受けての方針。

 要望書は、区危機・災害対策課の飯田辰徳課長らに提出した。男性二人にあらためて謝罪することや、人命にかかわる緊急時の対応の改善、路上生活者や支援団体と意見交換の場を設けることなどを求めた。

 あじいるのメンバーらは「家のない路上生活者は、災害に対して最も弱い存在だ」「他の区ではマニュアルを作って河川敷にいる路上生活者を避難誘導している」と訴えた。提出後、あじいるの中村光男さん(68)は「路上生活者らへの日常的な対応を検証し、改善してほしい」と強調した。

 飯田課長は取材に対し、「路上生活者の方の生の声を聞くことは重要だと思っている。ヒアリングの具体的方法や時期は検討中だが、十月末には(要望書に)回答したい」と話した。

 服部征夫区長は、この日の区議会決算特別委員会で「対応が不十分だった。避難できず不安な夜を過ごされたのは、大変申し訳ありません」と陳謝した。 (天田優里)

 

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