東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

千代田区長 職員に書かせる 今春の区議選で当選願う「為書き」

 千代田区の石川雅己区長が、今春の区議選で候補者七人に渡した当選を願う「為書(ためが)き」を、区職員に書かせていたことが二十一日分かった。職員は表彰状などを書く非常勤で、勤務時間中に為書きを書いた。政治活動を行政の職員にさせることは不適切で、石川区長は取材に対し、「私事を職員にお願いしたこと自体が問題。大いに反省している」と陳謝するコメントを出した。 (梅野光春)

 区などによると、石川区長は統一地方選で行われた区議選が始まる前の三〜四月ごろ、非常勤の職員に、為書きを書くように依頼した。為書きは「祈 必勝」などと候補者の当選を願うメッセージを大書し、送り主の名前を記すのが一般的。選挙事務所内の壁に張り出されることが多い。

 区長が勤務時間外に、政治家として私的に為書きを書いても問題ない。しかし、「職務時間内に、職員に書かせることは公私混同となり、不適切」と区総務課の担当者は説明した。

 十七日の区議会決算特別委員会で、委員から職員に為書きを書かせた問題の指摘があり、石川区長は「習字の達人である非常勤職員に為書きをお願いした。勤務時間外に行うよう明解にお願いしなかったのは私の責任。今後、このようなことのないように改めたい」と答弁した。

 区は今後、石川区長らから事情を聴くことにしている。今春の千代田区議選(四月二十一日投開票)では定数二五に対し、三十七人が立候補していた。

 石川区長は都職員を経て二〇〇一年に初当選し、現在五期目。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報