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【東京】

怒りの対処法学ぶ 稲城の団体、教育現場で普及活動

アンガーマネジメントの説明をする佐藤代表理事=稲城市で

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 学校内のいじめや暴力、体罰などへの対処として、一般社団法人「アンガーマネジメントジャパン」(稲城市)が教育現場で、怒りをコントロールする技法「アンガーマネジメント」の普及に努めている。怒りを抑えるのでなく小さくする技法だ。

 同法人によると、いじめる側だけでなく、いじめられる側も怒りの感情を抱いている。その感情は、ひきこもりの人にもあり、「なぜ怒るのか」を知るところから始め、怒りが大きくなる前に対処することが大切だという。

 学校でいじめや暴力、体罰の問題に関わり、「怒りのコントロールが必要。アンガーマネジメントを広めたい」と考えた女性スクールカウンセラーを中心に二〇一五年、同法人を設立した。現在、「実践リーダー」の資格を認定した約四十人が全国で講演会や講座を開き、カウンセリングに当たっている。

 医療機関や会社でも活動するが、特に学校を重視している。授業で使える小学校高学年から中学、高校生用のテキスト、教員用の指導マニュアルなども作成した。

 アンガーマネジメントを取り入れた町田市の中学校では、友達に暴力を振るっていた生徒が壁をたたいて怒りを制御し、怒りそうな生徒に周囲が声を掛けて落ち着かせるなど、効果が表れだしているという。

 同法人の佐藤恵子代表理事(61)は「子どもの周りにいる大人も講座を受けてほしい。アンガーマネジメントに即効性はないが、問題解決の一手段として多くの人に知ってほしい」と話す。問い合わせは同団体=電042(401)5880=へ。 (松村裕子)

 

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