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【東京】

普段着の浅草写す 写真家・須賀一さん きょうから写真展

メロンパンを手にする和装の日本人

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 写真家の須賀一(はじめ)さん(90)=台東区池之端=の写真展「普段着の浅草」が一日から、浅草公会堂展示ホール(浅草一)で始まる。台東区の主催。今年九十歳を迎えたのを機に、幼少期から親しんだ浅草の日常にカメラを向けた。七日まで。 (井上幸一)

 須賀さんは一九二九年六月、上野広小路の老舗料亭「同花(どうはな)」の跡取りとして生まれた。大学卒業後に写真を撮り始め、銀座での「女将(おかみ)列伝」の展覧会などで高評価を得た。料亭を畳んで、次第に写真に専念。上野、浅草、谷中など地元の撮影をライフワークとし、数々の写真集も著した。台東区写真連盟の名誉理事長。

金魚すくいのある店=いずれも須賀さん提供、台東区で

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 区は、須賀さんから寄贈された写真の整理、デジタル化を進める傍ら、作品を公開する機会を年に一度設けてきた。七回目の今回は須賀さんが「浅草にはまだ街の匂いがある。今を伝える新しい写真を発表したい」と希望。六区の顔はめ看板を楽しむ外国人たちや、金魚すくいのある店の様子、最近の名物のメロンパンを持つ和装の日本人女性など、今年一月から九月まで撮影してきた作品約八十点を並べる。

ポスターを手に、写真展への来場を呼びかける須賀一さん

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 「着物姿は中国人が多かったが、貸衣装店が増え、日本人も着るようになった。五輪を前に欧州からの観光客も増えているね。街全体がレジャーランドのようになっている」と、今の浅草を語る須賀さん。高齢となり体の衰えも感じているというが、「三社祭の神輿(みこし)に突っ込んでいくような『ホームラン』の写真はもう撮れないが、『ヒット』は打てる」と、写真への意欲は衰えていない。

 写真展は入場無料。午前十時(初日は午後一時)〜午後六時(最終日は同四時)。

 問い合わせは、台東区教育委員会生涯学習課=電03(5246)5852=へ。

顔はめ看板を楽しむ外国人たち

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