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【東京】

寅さんの街、一堂に 柴又帝釈天一帯でサミット

特別座談会に登場した(左から)山田洋次監督、倍賞千恵子さん、前田吟さん、佐藤蛾次郎さん

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 映画「男はつらいよ」のロケ地になった地域が一堂に会する恒例の「寅(とら)さんサミット」が2日、葛飾区の柴又帝釈天一帯で開幕した。第1作の公開から50周年を記念した特別座談会があり、山田洋次監督らが、12月に公開される新作への思いを語った。3日まで。 (加藤健太)

 座談会には、倍賞千恵子さん、前田吟さん、佐藤蛾次郎さんの出演者三人も登壇し、「私の原点」「第二の故郷」とそろって柴又への愛着を口にした。役名にちなんで「さくらさーん」などと声がかかると、手を振って応えていた。

 一九九七年以来となる新作について、前田吟さんは「オファーをもらった時は夢だと思った。昔は緊張しまくって演じていたが、今回は楽しくやれた」と振り返った。倍賞さんは「監督に『もうちょっと老けてほしいんだよね』と言われた」と撮影秘話を明かして会場を沸かせた。

 シリーズ五十作目の新作は十二月二十七日に公開される。山田監督は「今の時代は寅さんのような悪ガキが許されない窮屈さがある。それで僕らは本当に幸せなのか。あの映画をみて感じてもらえたら」と話した。

 サミットは区などの実行委員会が主催。五回目で最多となる十九地域が集まり、二日間にわたり、ご当地グルメの販売や伝統芸能の発表を繰り広げる。各地域の原風景を伝える写真展もあり、ロケ地に残る素朴さを伝えている。

 この日は、三連休の初日でさわやかな秋晴れとなり、例年にないにぎわいをみせていた。寅さんのコスプレで参加した川崎市のフリーター清住裕子さん(33)は「寅さんの人情味あふれる人柄に引かれて全ての作品を見た。新作の公開が待ち遠しい」とイベントを満喫していた。

映画のロケ地となった自治体などが出展し、にぎわう特設会場。映画の登場人物のふん装をした人たちが撮影に応じていた=いずれも葛飾区柴又で

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