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【東京】

白洲正子さんをモノから紹介 集めた器や着物 町田の市民文学館で展示

いすや照明で再現された武相荘の居間=町田市で

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 町田市に住んでいた名誉市民の随筆家白洲正子さん(一九一〇〜九八年)をモノから紹介する「白洲正子のライフスタイル−暮らしの遊(すさ)び展」が、市民文学館(原町田)で開かれている。「美の目利き」と呼ばれた審美眼で集めた器や着物など約百五十点を展示している。十二月二十二日まで。 (松村裕子)

 正子さんは一九四三年に戦火を逃れて都心から現在の町田市能ケ谷に移り住み、武相荘と名付けた住宅で過ごした。

 会場には、インテリアやファッション、趣味の能に分けて愛用品を展示。交流のあった陶芸家北大路魯山人の皿などの並ぶ食器のコーナーには「骨董(こっとう)を見る、使うことは自分を豊かにすること」、結城紬(つむぎ)の着物や半帯が並ぶ一画には「おしゃれは虚栄心以外の何物でもない」との正子さんの考えを表す言葉を添えた。

 「書くことは生きること」との信念を持って取り組んだ随筆は、直筆原稿や書籍で紹介している。

 夫の次郎さん(一九〇二〜八五年)についても、愛用のタイプライターや懐中時計などを展示。吉田茂首相のブレーンで連合国軍総司令部との交渉に当たった次郎さんだが、正子さんは「弱虫毛虫」とつづっている。

 担当者は「(正子さんは)モノに対する向き合い方を言葉で示した。(正子さんの)文章には暮らしを豊かにするヒントがある」と話す。

 月曜、第二木曜は休館だが、十一月四日は開館する。入館料は四百円、大学生と六十五歳以上は二百円、高校生以下無料。

 

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