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【東京】

台風19号1カ月 土砂…冠水の被害大きく 大田・世田谷の運動場

台風19号のゴミの撤去作業が続く丸子橋緑地=大田区で

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 都内では台風19号の被害の傷痕が今も残る。大田区の多摩川河川敷にある丸子橋緑地では十二日、ショベルカーが土手で、流木や土砂を片付ける作業をしていた。倒れたブランコが土砂に埋まり、野球場も土がえぐられている。

 区によると、多摩川沿いにある運動施設八カ所はすべて冠水した。野球場四十一面、サッカーなどの球技場七面、テニスコート十九面、ゲートボール場十カ所などが今も使えない。

 二〇一七年の台風でも全施設が被害にあったが、約四億円をかけて二カ月後に復旧した。担当者は「今回は多摩川の水の勢いが激しかったため、被害規模も状況も比較にならないほど。補正予算を組まないと復旧できない」と話し、年内の再開は困難としている。

 河川敷を散歩するのが日課という区内の主婦(69)は「子どもたちは野球やサッカーができなくてかわいそう。一日も早く元の姿に戻ってほしい」と話した。

 同区下丸子にある日体大荏原高校硬式野球部の専用グラウンドは台風で水没し、復旧のめどが立っていないという。同校の三倉孝夫事務長は、野球部の練習について「他校に練習試合を申し込んでいる。区の球場を借りられれば良いのだが、大田スタジアムなどは先約で埋まり、土日はまず借りられない」と話し「他の施設を借りる生活が続きそうだ」とため息をついた。

 一方、世田谷区も、二子玉川緑地運動場(鎌田)と、大田区の多摩川田園調布緑地に隣接する多摩川玉堤広場(玉堤)で、野球場やサッカー場に土砂が積もったり、バックネットのポールが折れ曲がったりして使えない状況が続いている。緑地運動場は人や車が通る道は開通したが他の部分は復旧のめどが立っていない。  (市川千晴、岩岡千景、大野孝志)

 

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