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【東京】

杉並で野外アート展 トロールと出合える街

げた箱を使った作品を説明する高島亮三さん=いずれも杉並区で

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 野外アート展「トロールの森2019」が、杉並区の都立善福寺公園やJR西荻窪駅周辺で開かれている。トロールは北欧の伝説に出てくる妖精や妖怪。国内外の作家ら六十組の作品のほか、近くにある小学校の児童の作品も飾られ、「芸術の秋」のムードを引き立てている。二十三日まで。 (松尾博史)

◆国内外の作家や児童ら作品彩る「子どもたちの学びの場」

 地元住民らでつくる実行委員会が主催し、今年で十八年目。「多くの人に現代美術のおもしろさを知ってほしい。ふだん接していないものと出合える場にしたい」といった思いを込めて開催しているという。

 善福寺公園に展示されているのは、のぞき込むと公園上空が見える潜望鏡のような造形物や、水の音が周囲に聞こえる水車など。作品だけでなく、空間全体を作品と捉えて鑑賞したり、体験したりする「インスタレーション」と呼ばれるジャンルの作品が多い。大半の作品は終日展示され、土日を中心にパフォーマンスやダンスも行われる。

 公園近くの区立桃井第四小学校にあるのが、来客用のげた箱を使った美術家でグラフィックデザイナーの高島亮三さん(47)=西東京市=の作品。校名にちなんだ桃のイラストとともに「大吉」「吉」「大凶」などと記したマグネットシートがげた箱内に置いてある。おみくじを引く感覚で、げた箱の扉を開けてもらう。「げた箱の機能にデザインや楽しみを加えました」と高島さん。

 ほか、JR西荻窪駅から善福寺公園に続く通り沿いの商店など五十カ所以上に、桃井第四小の児童らがベニヤ板をさまざまなポーズをした人の形に切り、着色した作品「おでかけトロール」が飾られている。指導した図工担当の本永安芸夫(あきお)教諭(63)は「街全体が子どもたちの学びの場になっています」と話す。

 桃井第四小の一般公開は十六、十七両日の正午から午後四時までと、二十三日正午から午後三時まで。プログラムは地元商店などに置いているパンフレットやインターネットで紹介している。一部のイベントは有料。問い合わせは、実行委=電090(2912)6486=へ。 

ベニヤ板をさまざまなポーズをした人の形に切り、着色した作品

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