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【東京】

旧東京市麻布区役所庁舎 国登録有形文化財に

国の登録有形文化財に登録される日本獣医生命科学大学1号棟。旧東京市麻布区役所庁舎を移築した=武蔵野市境南町で

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 国の文化審議会が十五日、文部科学相に答申した登録有形文化財に、武蔵野市境南町の日本獣医生命科学大学一号棟が含まれた。今回の答申は、登録に向けたもので、関係者らは歴史の重みをあらためて感じている。

 この建物は一九〇九(明治四十二)年、現在の港区六本木付近に建設された「旧東京市麻布区役所庁舎」。一九三七(昭和十二)年に現在地に移築された。都内に現存する唯一の明治時代の役所の建造物として貴重という。

 大学の正門近くにある現在の建物は二階建て延べ千三百六十四平方メートル。「マンサード様式」と呼ばれるフランスの古典主義建築に見られる腰折れ屋根など、明治期の欧風化政策の面影が残されている。

 一昨年の調査で天井裏から創建当時の棟札(むなふだ)が発見され、東京市長だった尾崎行雄の名もあった=写真、日本獣医生命科学大提供。同大付属ワイルドライフ・ミュージアムの学芸員石井奈穂美さんは「建物は移築以降、大学のシンボルとして地域の皆さんにも愛されてきた。歴史的な重みを改めて感じる」と話す。

 一号棟内のミュージアムは大学祭やオープンキャンパス時に見学可能。それ以外の見学は事前の予約が必要。問い合わせは同大=電0422(31)4151=へ。 (花井勝規)

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