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【東京】

モウソウチク、開花 67年ぶり? 池袋の百貨店の盆栽売り場 

開花したモウソウチク=豊島区で

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 池袋(豊島区)の東武百貨店8階の盆栽売り場で、モウソウチク(高さ1.3メートル)が、黄緑色の稲穂のような花を咲かせた。開花は60年以上に1度とされ、なかなか見られない。東武百貨店は「見ごろはあと数日。ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。

 売り場を担当する盆栽会社「清香園」(さいたま市)社員の松露将典さん(34)が13日、普段は上に伸びているモウソウチクの枝が重みでしなっていることに気付いた。よく見ると、枝の間から尖(とが)った房のような葉が生え、おしべが垂れ下がっており、開花だと分かった。

 モウソウチクの開花の周期ははっきりしないが、農林水産省はホームページで、67年後に2度目の開花があった二つの事例を紹介している。

 開花後、モウソウチク自体が枯死することが多く、江戸期にはモウソウチクの開花は縁起の悪いこととされたが、松露さんは「一生に1度見られるかどうか。とても幸運なのでは」と話す。

 現在、モウソウチクは非売品として展示中。買い物客らは「珍しい物を見られてうれしい」と見入ったり、記念撮影したりしていた。埼玉県朝霞市の主婦(83)は「竹の盆栽が好きでいくつも世話をしてきたが、花を見たのは生まれて初めて。何か良いことがありそう」と笑顔だった。 (小倉貞俊)

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