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【東京】

来月19日から試運転 日野・国分寺・小金井3市 可燃ごみの新処理施設

建設中の新可燃ごみ処理施設=日野市で

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 日野、国分寺、小金井市でつくる一部事務組合「浅川清流環境組合」は、三市の可燃ごみを共同処理する新たな処理施設(日野市石田)の試運転を十二月十九日に始める。日野市の大坪冬彦市長が二十七日の記者会見で明らかにした。本格稼働は来年四月の予定。

 新施設は、多摩川と浅川の合流点付近にある市クリーンセンター敷地内の南側で建設中。鉄骨鉄筋コンクリート六階建て延べ一万五千平方メートル。一日二百二十八トンの処理能力がある。二〇一七年十一月に着工し、建設費は百六十八億円。

 市は周辺住民に配慮し、一日約二百五十台と想定する三市のごみ収集車が通るルートを、従来の浅川沿いより住宅地から離れた多摩川沿いに変更。新ルートの一部に専用路を整備した。

 新施設に対しては、他市のごみを受け入れることへの地元住民の反発が根強く、大坪市長は「日野市には相当な負荷がある。国分寺、小金井市に当事者意識を持ってもらうことが必要だ」と指摘。両市の子どもたちが施設を見学し、共同処理に至った経緯を学ぶ機会をつくるよう働き掛ける考えを示した。

 新施設を巡っては、現施設の建て替えを計画していた日野市が一二年、ごみ処理計画が行き詰まっていた小金井市などからの要請で共同処理の受け入れを決め、地元で反対運動が広がった経緯がある。 (松村裕子)

◆説明会開催なく 地元住民反発も

 新施設の地元住民からは日野市が説明会の開催要請を拒否したとして「説明責任を果たしていない」と反発の声が上がっている。

 説明会を要請した住民団体の五十子満大(いらこみつひろ)代表(79)は「市は上から目線で、住民は決めたことに従うべきだという姿勢。試運転前に、事故が発生した場合の対応などを説明する必要がある」と訴える。

 これに対し大坪冬彦市長は二十七日の記者会見で、市の広報紙でのお知らせ掲載などを挙げ「十分に説明してきている」と強調。今後も広報紙などで周知するとして、説明会を開く必要はないとの考えを示した。

 

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