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【東京】

江東区と大田区が地名を公募へ 中央防波堤埋立地

江東区と大田区が帰属を争った東京湾の「中央防波堤埋立地」=東京湾上空で、本社ヘリ「あさづる」から

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 江東区と大田区で争っていた東京湾の中央防波堤埋立地(うめたてち)(中防、約五百ヘクタール)を両区で分割する割合が先月、正式に決まり、江東区は今月十一日から、区に帰属する土地の新しい町名を公募する。区議会の議決を経て、来春には決定する見込み。大田区も、新しい町名を公募する準備を進めている。 (梅野光春、市川千晴)

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 中防の帰属争いは二〇〇二年から両区で続いたが、江東区に八割、大田区に二割を帰属させるとした九月の東京地裁判決が確定。判決に基づいた先月二十六日の総務省告示で、正式に境界が決まった。

 これを受けて江東区は、「広く意見を集め、参考にしたい」と同区初の町名の公募に踏み切った。締め切りは二十四日。案をもとに来年一月下旬に副区長ら区幹部でつくる委員会で町名案を固め、二月の区議会に新町名を議案として提出する。

 応募できるのは区内在住か在勤で、(1)氏名(2)在住・在勤の別(3)住所または勤務先所在地(4)町名案(5)案を決めた理由を記入し、メールsoumu-choumei@city.koto.lg.jpか、ファクス03(3699)8773へ。

 大田区も公募の準備に取りかかっている。担当者は「多くの区民に公募してもらえるよう期間を長く取りたい。選んだ地名は三十日間公示した後、区議会に提案する。新しい地名で東京五輪・パラリンピックを迎えたい」と話している。

◆在住在勤者に聞く わたしが考えた名前は

 みらい/江戸の先 海苔の夢/はましぎ

 中央防波堤埋立地の新しい町には、どんな名前がふさわしいのだろう。区民らに聞いてみた。

 江東区側について、CGを駆使した美術館「森ビル デジタルアート ミュージアム」(同区青海1)の企画担当・杉山央(おう)さん(45)は「みらい」を提案。「新しい土地が、未来を切り開くように」と願う。

 区内に住む地方公務員女性(41)は「来年の東京五輪・パラリンピックの会場になる海の森水上競技場にちなみ『海の森』で」と直球勝負。「希望ケ原」を発案した区内在勤の女性(33)は「2020大会は夢と希望があるので」と説明する。

 区内在住の団体職員男性(48)は「江戸時代になかった土地。『江戸の先』はどうか」とひとひねり。「夢の森」を推す団体職員女性(47)は「区内には夢の島がある。直感で『夢』を付けたらと思った」と語る。

 一方の大田区側。「海苔(のり)の夢」を提案した大森町共栄会の会員男性(65)は「前回の東京五輪前まで、大森の海で海苔漁が行われていた」としみじみ。区内の会社経営江口國康さん(53)は「中央防波堤」「波除(なみよけ)」を提案した。「そのものずばり名前から。東京港の端なので『東京湾エッジ』、夢の島の先にあるので『夢見』もいい」と続けた。同区の主婦安永正子さんは「はましぎ」を推す。クリスマスリースを友人と作りながら「大田区の海を飛ぶかわいい鳥の名前にしようとまとまった」という。

 

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